ひっそりと更新するクーシーのブログ

主にポケモンたまに他のことについて

【剣盾シングルS2】雷塵鎧サイクル〜ライボバンギアーマーガア〜【最終264位】

 

目次

 

はじめに

ガラル地方の皆さんこんにちは,クーシーと申します.今回は,ポケモン剣盾のシングルバトルS2で最終264位を達成したので,使用した構築を紹介したいと思います.

f:id:CuSith:20200201143315j:image

目次へ

 

構築経緯

全部は長すぎるので,最終的なメンバーについてだけ.

前期のパーティが自分的にかなりしっくりきていたので,これを改良していくことにした.

とりあえずマスボまで上げようと思って潜っていたところ,電子レンジこと火ロトムが故障して技が当たらなくなり,保証期間も過ぎていたので,ライボルトを軸に改良していくことにした.火ロトムの代わりをライボルトにした理由は,電気タイプで炎技を撃てるから.スカーフヒヒダルマに対して上からオーバーヒートを撃つために,持ち物はこだわりスカーフにした.

剣盾での相棒枠であるバンギラスと,バンギラスと相性のいいアーマーガアは前期と同じ型で引き続き採用した.

オノノクスはスカーフを奪われ,オトスパスは使用感に飽きが来たので,この2匹はここでパーティから外れることになった.

また,水ロトムが悪巧みを持つようになり,前期使用していたトリトドンでは対処できなくなったので外すことにした.

各種ロトムに強いポケモンとして,ドラパルトを採用した.最初は鬼火電磁波両採用で使用していたがうまく選出できなかったので,一撃の火力を出すためこだわりメガネを持たせた.

ここまでで相手のパッチラゴンが重かったので,高火力地面タイプとしてホルードを採用した.対面性能を高めるために,気合いの襷を持たせた.

最後に,ローブシンを1撃で倒せるポケモンがいないのとサザンドラのメガネ龍星群がきつすぎたので,ピクシーを採用した.受けループに強くするために命の珠を持たせて,瞑想を採用した.

最終的に前期とは全く違う並びになったが,この6匹でパーティが完成した.

f:id:CuSith:20200130010703j:image

目次へ

 

個別紹介

実数値は左からH-A-B-C-D-Sの順.

 

f:id:CuSith:20200113093147p:plainライボルトこだわりスカーフ

特性:避雷針

性格:頑張り屋(臆病ミント使用済み)

努力値:H12 B4 C252 D4 S236

実数値:147-×-81-157-81-170

技構成:10万ボルト/オーバーヒート/ボルトチェンジ/すり替え

 

調整

H:奇数

BD:余り

C:極振り

S:スカーフ込みで準速2段上昇75族抜き

 

この構築の軸であるスカーフライボルト.構築経緯に書いた通り,火ロトムと入れ替わりで採用した.火ロトムより優れているのは,素早さが高い点と電気を無効にできる点.特に素早さの差は重要で,ドリュウズヒヒダルマリザードンなどに対して上を取れ,相手が耐久に振っていなければほぼ一撃で倒せる.

その代わり,耐久と火力は負けているので,より慎重な立ち回りが必要になる.後出し性能はほとんどないので,初手の様子見+終盤のお掃除みたいな感じで使っていた.初手でヒヒダルマドリュウズと対面したら,オーバーヒートを撃つようにしていた.ここだけの話,初手に出てくるドリュウズはどうせ気合いの襷で岩石封じから入ってくるので,オーバーヒート2発で落とせる.耐久の目安としてはA252ドラパルトのドラゴンアローをギリギリ1発耐えるくらい.

各種ロトムとは違い地に足がついているので,ダイサンダーによるエレキフィールドで電気技の火力が上がるのが地味に嬉しい.

最速にする意味があまりないと感じたので少し耐久に振っている.控えめ水ロトムハイドロポンプやアーマーガアのボディプレスの乱数が割とずれる.105族ミラーなんて神話の世界の出来事なので,Sを下げた不都合は特に感じなかった.

途中まで100族抜きで使用していたが,追い風展開の鉢巻ウオノラゴンの上をとるためにSを伸ばした.

電気炎の技範囲はドラパルトやサザンドラに何もできないが,ボルトチェンジで裏のバンギラスやピクシーに引いて起点にできるので問題なかった.他の技候補もバークアウトくらいしかないので,スカーフの場合はこの技構成以外無いような気がする.たまに火力が無さすぎて10万ボルトを雷にしてやろうかと思うことはあったけど,どうせ当たらないのでやめた.

非常にピーキーな性能をしているが,強い点は以下の通り.

・初手に来やすいヒヒダルマドリュウズに強い(耐久無振りなら)

ギャラドストゲキッスに対するストッパーになれる(ダイジェットは一回まで)

・苦手な相手からはボルトチェンジで逃げられる

・こだわりすり替えで耐久潰しもできる(守るはNG)

・かっこいい

決して使いやすいポケモンではなかったが,強みは十分に発揮できたと思う.個人的にスカーフ持ちに求めるのが,ダイジェットアタッカーのストッパーになれることとヒヒダルマを上から落とせることで,そこにぴったりハマったのがライボルトだった.

ダイマックスしたら抜群技を1発は耐えるという認識でいたのに,ドリュウズの素地震ダイマックス状態のライボルトが4んだ時は急所かと思った.計算したら普通に確1で泣いた.

目次へ

 

f:id:CuSith:20191225161924p:plainバンギラス@ラムの実

特性:砂起こし

性格:陽気

努力値:A252 B4 S252

実数値:175-186-131-×-120-124

技構成:ロックブラスト/噛み砕く/瓦割り/竜の舞

 

調整

A:極振り

B:余り 

S:極振り

 

前期から続投の剣盾相棒枠.弱点保険HA型は絶滅したらしいけど,竜舞型の使用感は前期と変わらず良好だった.もっと増えていいくらいのポテンシャルはあるはず.

素で意地パルシェンを抜ける陽気最速.1舞で最速エルフーン,2舞で最速スカーフサザンドラをちょうど抜ける.多少の火力不足感は否めないが,アイアント抜きに調整しているポケモンも多いため,1舞でその辺を抜けるのは大きいと思う.

アーマーガアのいないパーティに対しては,このポケモン1匹でかなり荒らすことができる.瓦割りを雷パンチにしたらアーマーガア入りにも選出しやすくなるが,壁展開は面倒臭いしダイナックルはあると便利だしでまよいマイマイしている内にシーズンが終わった.

現環境のロトムはSに降っていないことが多く,上から殴れて気持ちよかった.

目次へ

 

f:id:CuSith:20191225162130p:plainアーマーガア@オボンの実

特性:ミラーアーマー

性格:わんぱく

努力値:H252 B252 D4

実数値:205-107-172-×-106-87

技構成:アイアンヘッド/ボディプレス/鉄壁/羽休め

 

調整

H:極振り

B:極振り

D:余り

 

前期からの続投その2.迷ったらクッションとして選出していたので,過労死寸前だったと思う.

低速アタッカーがアーマーガア抜き調整をしていることもあり,前期より対策が進んでいるように感じた.自慢のアマガ対策に頭を抱えたシーズンでもあった.鉄壁ボディプレスが無難に強いので型は変更しなかった.

アイアンヘッドを飛行技にしているアーマーガアも見かけるが,鋼ポケモンには対フェアリーも兼ねて欲しいのでアイアンヘッドは外せなかった.ギャラドスに挑発を入れられても,ダイスチルで防御を上げられるのは便利.

かなり荒い使い方をしていて,ドリュウズミミッキュギャラドスに加えてエースバーンを強引に受けさせたりもしていた.

砂かきドリュウズが剣の舞をするとちょっと安心するのは,HBアーマーガア使いあるあるだと思う.

目次へ

 

f:id:CuSith:20200126132012p:plainホルード@気合の襷

特性:力持ち

性格:陽気

努力値:H4 A252 S252

実数値:161-108-97-×-97-143

技構成:地震/のしかかり/岩石封じ/電光石火

 

調整

H:余り

A:極振り

S:極振り

 

パッチラゴンに強いポケモンとして採用した.対面性能を高めるために気合いの襷を持たせた.初手に来やすいギルガルドを持ち物に関わらず処理できるのが強い.ホルードの襷はあまり考慮されていないように感じた.

構築段階で,このポケモンダイマックスを切ることをあまり想定していなかったので飛び跳ねるは採用しなかった.

初手に出して襷を生かして1匹倒し,裏に石火で削りを入れる立ち回りをしていた.ゴーストと電気が無効なので,相手パーティによっては残しておいてもいい.

岩封→地震でH4ミミッキュが確定,のしかかりでH252ロトムが確2,のしかかり→石火でヒヒダルマが確定.

目次へ

 

f:id:CuSith:20200126132130p:plainピクシー@命の珠

特性:マジックガード

性格:控えめ

努力値:H180 B4 C252 D4 S68

実数値:193-×-94-161-111-89

技構成:ムーンフォース/大文字/10万ボルト/瞑想

 

調整

H:奇数

C:極振り

BD:余り (カバルドンのA無振り地震2耐え)

S:4振りアーマーガア抜き

 

ローブシンが重すぎたのと,安易なドラゴン技連打で崩されるのが嫌だったので採用した.最終的には受けループ対策もピクシーでしていた.

ニンフィアにしなかったのはアーマーガアにマジカルフレイム以外の炎技を撃ちたかったから.マジックガードでスリップダメージが無効なので,受けループに対して強かった.ステルスロックを撒かれていてもサイクルを回しやすいのも嬉しい.

瞑想+ダイフェアリーかムーンフォース+ダイフェアリーでほとんどのカバルドンが倒せる.ピクシーが刺さっている時は初手から積極的に仕掛けるようにしていた.カバルドンを落とした後に裏から鋼ポケモンが出てくるが,ダイバーンを警戒してダイマックスしてくることが多かったので大抵アーマーガアで受けきれた.

案外脆いので,もう少し火力を耐久に割いても良かったかもしれない.

目次へ

 

f:id:CuSith:20200126132232p:plainドラパルト@こだわりメガネ

特性:すり抜け

性格:臆病

努力値:H28 B4 C252 D4 S220

実数値:167-×-96-152-96-209

技構成:シャドーボール/龍星群/火炎放射/ソーラービーム

 

調整

H:奇数

C:極振り

BD:余り

S:最速スカーフ75族抜き

 

エースバーンや各種ロトム,カセキメラに強いポケモンとして採用した.エースバーンにはそんなに強くなかった.ロトムに後出しして,一貫性の高い技を撃つようにしていた.そんなに選出率は高くないが,出した時は600族の名に恥じない活躍をしてくれた.

調整したがり病が発症してしまっているが,ここまでSに振るならもうCSぶっぱで良かった気がする.

途中までソーラービームの枠は10万ボルトだった.あまりにも技範囲がライボルトやピクシーと被っていたので,ダイマックスで水地面ポケモンに撃てるソーラービームに変更した.結局撃つ機会はなかったので,思い切ってダイウォール用の補助技とかもありだったかもしれない.

途中まで鬼火電磁波両採用で広角レンズを持たせていたが電磁波を外したのでこだわりメガネに変えた.メガネをかけても龍星群は外れたので視力の問題じゃないらしい.

目次へ

 

選出と立ち回り

取り巻きによっては理想的な選出をできないことも多いので,あくまで参考程度.

 

基本選出

f:id:CuSith:20200113093147p:plainf:id:CuSith:20191225162130p:plainf:id:CuSith:20191225161924p:plain

割とバランスがいいと思ってて好きな選出.水アタッカーがいないパーティにはよくこの選出をしていた.初手ライボルトで様子見,アーマーガアをクッションにしつつバンギラスで崩し,最後にライボでお掃除みたいな感じの動かし方.

これを基本として,水・草ロトムがいたらドラパルト,ローブシンがいたらピクシー,パッチラゴンがいたらホルードを誰かと入れ替えていた.

 

f:id:CuSith:20200126132012p:plainorf:id:CuSith:20200113093147p:plain)+(f:id:CuSith:20200126132130p:plainf:id:CuSith:20200126132232p:plainf:id:CuSith:20191225161924p:plain)から2匹

ミミッキュドリュウズ?知らね,来たら負けだよ.」って時にやる選出.アーマーガアをどうしても出せない時の最終手段.

 

カバルドン展開

f:id:CuSith:20191225161924p:plainorf:id:CuSith:20200126132130p:plain)@2

ピクシーの瞑想→ダイフェアリーであくびを無効にしつつカバを倒し,裏に削りを入れていく.もしくは,他で少し削りを入れた後ラムの実を盾にバンギラスで舞っていく.ライボルトのスカーフが必要なければこだわりすり替えをしてもいい.たまにいるアタッカーカバルドンはかなりきつい.

 

対サザンガルド

f:id:CuSith:20200126132012p:plainf:id:CuSith:20191225161924p:plain@1

初手に来やすいギルガルドホルードを合わせる.襷さえなければ竜舞バンギラスで対処できるはず.なるべくホルードを出したいが,基本選出でもやれなくはない.

 

対ヌルアント

f:id:CuSith:20200113093147p:plainorf:id:CuSith:20200126132232p:plain)+f:id:CuSith:20191225162130p:plain@1

上から炎技を撃てるライボルトかドラパルトは絶対選出.ライボルトならタイプ・ヌルの電磁波に後出しして火力を上げられるが,出会い頭に注意.クッションのアーマーガアもなるべく出したい.パーティ相性がいいのか,ヌルアントに負けた記憶はほとんどない.

 

対壁展開

f:id:CuSith:20200113093147p:plainorf:id:CuSith:20200126132130p:plain)+f:id:CuSith:20191225162130p:plain+(f:id:CuSith:20191225161924p:plainorf:id:CuSith:20200126132232p:plain

壁役がオーロンゲかドラパルトであるのを前提とする.ライボルトが出せるなら,ボルトチェンジで裏に繋ぐ.オーロンゲが壁ならバンギラス,違うならアーマーガア.ドラパルトの場合は一旦アーマーガアを挟んで,壁を見てからバンギラス出し.ピクシーは上記の2匹に比較的強いので,初手ムーンフォース.頃合いを見てバンギラスで瓦割り.バンギラスが通っていない時にはドラパルトのすり抜けに頼っていた.

 

対受けループ

f:id:CuSith:20200126132130p:plainf:id:CuSith:20191225162130p:plain@1

ピクシーに毒々が効かないので,瞑想を積んで崩していた.回復技持ちでサイクルを回せるアーマーガアも選出したい.カビゴンライボルトのこだわりすり替えが決まればベスト.

目次へ

 

重いポケモンやパーティ

鉢巻ウオノラゴン

後出しできるポケモンがいないやばい.だいたい追い風役と一緒にいるやばい.ボルチェンでエラがみが後攻判定にならないやばい.ドラパルトを合わせるかバンギラスかアーマーガアで先に積むかしかないやばい.

 

インテレオン

ダイマックスされなければ大したことはないが,大抵ダイマックスしてくる.そんなに多いポケモンではないので,当たったら不運だったと思って大胆に立ち回ると意外と勝てたりする.

 

トゲキッス

こいつの完全な対策が思い浮かばないまま誤魔化してたらシーズンが終わった.バンギで先に舞う,アマガのダイスチルで削ってライボで落とす,ピクシーで先に瞑想する,とかでなんとかなることもあったがなんとかならないこともあった.こちらが切り返すにはダイマックスが必須となるので,タイミングをずらされるのが一番きつい.

目次へ

 

さいごに

このパーティ最大の欠陥は,相手のドリュウズミミッキュに受け出せるのがアーマーガアだけであることだと思います.改善策として耐久水などは考えていたのですが,結局変更せず使い続けてしまいました.安定感とは程遠いですが,まあなんとか戦えるくらいの構築ではあると思います.

「こいつライボルトについてだけ語りすぎだろ」と思った方もいるかもしれませんが,ライボルトを軸に1シーズン戦う中で愛着が湧いてしまいました.メガがなくてもそこそこやれると思います.

今シーズンはかなり疲れたので,来期はまったりやっていきたいです.

最後になりますが,ここまで読んでいただきありがとうございました.

質問等はTwitter@CuSith_pokeまでお願いします.