【育成論】受け潰したこがためオトスパス【ポケモン剣盾】
こんにちは,クーシーと申します.剣盾ランクマッチのS2も最終日ですね.ですが今回は,S1の終盤(12月28日)43位及び最終159位を達成した際に使用していたオトスパスを紹介したいと思います.
目次
はじめに
あれは降りしきる雪の中,9番道路で自転車を漕いでいた時のことです.水上に佇む見たこともない青いポケモン.捕まえようと勝負を挑んだのが僕とオトスパスとの初めての出会いでした.周辺のポケモンと比べても明らかにレベルが高く,危うく全滅しそうになったところで命からがら逃げ帰りました.
それから月日は経ち,僕も大勢のトレーナーと同じようにレーティングバトルに興じていました.しかし待っていたのは,耐久ポケモンを突破できないだけの日々.なんとかして耐久ポケモンに地獄の苦しみを与えることができないかと夢の中でも考えていた時のことです.ふとあの雪の日の記憶が蘇りました.
そんな訳で,専用技たこがためで耐久ポケモンに強くて,ドレインパンチで殴り合うこともでき,特性柔軟で麻痺無効な,ガラル地方で新登場した8本足のポケモンを探していたところ,発見してしまいました.
オトスパスです.
型紹介
性格:意地っ張り
持ち物:食べ残し
努力値:H236 A44 S2228
実数値:185-158-110-×-100-91
技構成:ドレインパンチ/たこがため/身代わり/みずびたし
調整
H:4n+1
HB:タイプ一致イカサマを身代わりが15/16耐え
HD:ヌオーのC無振り熱湯を身代わりが15/16耐え
S:無振り70族抜き
強い点
・専用技たこがためが決まれば耐久ポケモンを逃さず倒せる.
・メジャーな格闘弱点ポケモンに対面から勝てる.
弱い点
・ゴーストタイプにたこがためが効かない.
・環境に多いフェアリーや飛行に弱点を突かれる.
解説
オトスパスの専用技であるたこがためという技が非常に強力で,相手の交代を封じる上にターン終了時にBDdownという壊れ効果を持っています.これにより,一度たこがためさえ決めてしまえば,身代わり等でターンを稼ぐことで火力の無い耐久ポケモンはただ死を待つだけの存在になります.効果の発動がターン終了時なので,相手が黒い霧を持っていたとしても常にBDが1段階ダウンした状態にすることができます.身代わりを残しつつ耐久ポケモンを突破し,後続に対しても有利に立ち回ろうというのがこの型のコンセプトです.
アーマーガア周辺で調整している低速ポケモン(ブラッキーなど)の上から身代わりを張るために,かなりSに努力値を振っています.環境に応じて,Sをもう少し下げて耐久に回してもいいと思います.
専用技でこの型のコンセプトであるたこがため,HPを回復できるドレインパンチ,ターン稼ぎの身代わりまでは確定でいいと思います.
自分はラスト1枠にみずびたしを入れていました.みずびたしの主な用途は,ゴーストタイプにたこがためを当てたり,相手の一致技の火力を下げたり,ドレインパンチを等倍にしたりすることです.水単タイプになるため,ドヒドイデが黒いヘドロで逆にダメージを受けたり,ゴーストタイプの呪いがABupSdownになったりします.ただし,ギルガルドとミミッキュは特性が発動するとみずびたしが解除される謎仕様があります.
ちなみにですが,たこがためはミラーアーマーでは反射されません.
他には,あなをほる,ダイビング,地団駄,しっぺがえし,不意打ち辺りが候補になると思います.
あなをほるとダイビングはターン稼ぎもできますが,ドヒドイデのトーチカを確実に受けるであろう点には注意が必要です.
しっぺがえしを採用する場合には,特性をテクニシャンにすると先制しっぺの威力が上がります.
個人的には,たこがために後出ししてきたゴーストタイプに対し,次のターンで威力の上がった地団駄を撃てるのは面白そうだと思ってます.
ゴーストタイプを無視してもいいならビルドアップや挑発もありです.
役割対象
後出し:(その他耐久ポケモン)
対面:
ダメージ計算
与ダメージ(ドレインパンチ)
H252 バンギラス:208 ~ 252(100.4 ~ 121.7%)
B4 ドリュウズ:168 ~ 198(90.8 ~ 107.0%)
B4 サザンドラ:122 ~ 146(73.0 ~ 87.4%)
H4 Gヒヒダルマ:180 ~ 212(99.4 ~ 117.1%)
被ダメージ
A↑252 バンギラス ストーンエッジ:52 ~ 62(28.1 ~ 33.5%)
A252 ドリュウズ 地震:96 ~ 114(51.8 ~ 61.6%)
C252 サザンドラ 龍星群:130 ~ 154(70.2 ~ 83.2%)
A252 Gヒヒダルマ 氷麗落とし:126 ~ 148(68.1 ~ 80.0%)
動かし方
以下に具体的な対面で安定する行動を書きました.
体感的にですが,役割対象のポケモンも突っ張ってくることが多かったです.
基本的には対面を想定しています.後出しする場合は状態異常にならないように立ち回ってください.
対
基本的に補助技から入ってくる場合が多いので,初手は身代わりをして次のターンにたこがためをします.交代された場合にはこちらもサイクルを回してください.
身代わりで時間を稼ぎつつ,ドレインパンチで倒します.
ドヒドにはみずびたしを入れると,勝手にジリ貧になっていきます.
対
身代わりがトリトドンの熱湯を耐えないので,たこがためから入ります.その後の動き方は上と同じです.1発目で火傷を引くと後続への役割は厳しくなりますが,トドンを倒すことはできます.
対
HA振りには上を取れ,引いてくる場合も多いので,身代わりから入るのが安定します.
対
ドレインパンチで殴り合います.怯まないよう祈りましょう.
相性のいいポケモン
・ゴースト,飛行,フェアリーに強いポケモン
e.g.)
さいごに
S1で使用していたオトスパスですが,使用感は良かったにもかかわらずあまり使われていないポケモンなので個別で紹介しました.最初にHSオトスパスが思いついた時は,ポケモン神の加護に感謝しました.
耐久ポケモンやカビゴンなど,対処に困りがちなポケモンを安定して倒せるのがオトスパスの強みです.
格闘単タイプにはローブシンという強力なライバルがいます.単純なアタッカーとしては見劣りしがちですが,受け潰しとしてはオトスパスに軍配が上がると思います.
素早さや耐久,技構成は調整の余地も多く,この記事がオトスパスを使いたいトレーナーの助けに少しでもなれば幸いです.
最後にワンポイントアドバイス.たこがためを決める時は,「縊れ
最後まで読んでいただきありがとうございました.